text by Rainbee
edit by GAMEZINE
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Crest Gaming Blitz(クレストゲーミングブリッツ)は、JCG Master 2016 Summer Finals Day1で、日本最強とも名高いDeToNator Overwatchに勝利したチームです。
JCG Master 2016 Summer Finals オフラインファイナルでは惜しくもDeToNator Overwatchに敗北しましたが、間違いなく日本の上位に入るチームです。
先日も韓国ウリドンネゲームリーグ主催のオンライン大会「GOSU-SCRIM SURVIVAL」に参加し、Confuse OWに対して勝利を収めています。
今回はCrest Gaming BlitzのBaLDeL選手に突撃インタビューしました!
インタビュアー:Rainbee
――それではインタビューを始めさせていただきます。宜しくお願い致します。
宜しくお願いします。
――まず、自己紹介からお願いします。
Crest Gaming Blitzでオフェンスを担当してます、BaLDeL(バルデル)と言います。最高ランクスコアは4100くらいです。
――BaLDeL名前の由来はどこから来てるのでしょうか?
ダークソウルというゲームからですね。そのゲームに「バルデルシリーズ」と呼ばれている装備があるんですよ。
その名前がかっこよかったのでそこから取りました(笑)
Crest Gaming Blitzについて
――Crest Gaming Blitzの名前の由来はなんですか?
もともと、Crest Gaming Blitzとして活動する前は「エネミーインサイト」と呼ばれるチームで活動してたんです。
その時のメンバーがそのままCrest Gaming Blitzに移籍した感じですね。
――引き抜きに近い形になるんですか?
そうなりますね。エネミーインサイトがそのままCrest Gaming Blitzになった感じです。
――「ブリッツ」と聞くとLeague of Legendの「Blitzcrank(ブリッツクランク)」が真っ先に浮かんだんですが、それと関係あるんですか?
あー、あまり関係はないですね。
メンバーでチームの名前の候補を考えた時に「Blitz」が出たんですよ。
それで「Blitz」が電撃戦という意味があったのと、当時King”sRowの攻めで使ってた作戦名に「ブリッツ」ってのがあったんです。
作戦と言っても全員で一気に攻め込むだけの作戦なんですけどね(笑)
なので「Blitzでいいんじゃない?」となったのが始まりですね。
――Crest Gaming Blitzのリーダーは「ANgelDu5t」選手がやってますが、これはエネミーインサイトの頃からですか?
そうなりますね。もともと、自分たちはCS:GOとかAVA出身の人間なんですよ。
そのころからANgelDu5t選手がリーダーをやっていたので、「じゃぁオーバーウォッチでもリーダーに・・・」ってことでリーダーをやってもらってますね。
ただ、かといって彼にすべて任せている訳ではなく、チーム全員がチームのことに関しては考えてますね。
――もともと、FPS出身の人たちの集まりなんですね。
AVAとCS:GO出身が一番多いですね。自分とチームメンバーのMukai選手がCS:GO出身で、あとはAVA出身かな?
今のメタについて
――先日、私の所属しているチームNo Planとのスクリムをしていただきましたが、その時にアナを使用していたのを見ました。もしかしてサポートへの転向を考えているんですか?
いや、今のところオフェンスから違うロールに行くことは考えてないですね。
ただ、サポートから見える敵オフェンスの視点と、オフェンスから見える敵オフェンスの視点の違いを知りたかったのでサポートを使ってました。
――何か良い発見はありましたか?
そうですね、今のメタはアナが試合を動かす力を一番持っていますが、それでもウィンストンなどに粘着されると行動力が著しく下がります。
なので、自分が思ってた以上にウィンストンやゲンジ・トレーサーなどの、サポートを倒しに来る敵に対してのフォローはもっと大切だと思いましたね。
――やはり今はアナをいかに生かすかが大事ですか?
そうなりますね。アナのナノブーストを貰ったリーパーなどを無傷で止めるのは無理に近いので、いかにアナのナノブーストを先出しできるのかというのが非常に大切ですね。
昔は攻めに対してのカウンターとしてゼニヤッタのアルティメットを使ったり、マーシーのアルティメットを使ったりが出来ましたが、今は防衛側でも積極的に攻め込む意識が必要ですね。
試合に関すること
――試合の時に意識していることは何かありますか?
まずは相手のヘルスを見ることが一番ですね。このゲームは6vs6から始まるので、一人落ちると一気に戦局が変わります。
そのため、倒せる相手から倒すのが一番大切ですね。
あとは、カバーしないといけない味方、特にサポートとヘルスの少ないタンクも意識してみてますね。
――なるほど。BaLDeL選手は「マクリー専」として有名ですが、マクリー使用時に意識していることはありますか?
マクリーはオフェンスの中でも射程が長い方のヒーローです。特に敵の動きを止めるフラッシュバンもあるため、サポート並みに戦場を広く見ないといけないですね。リーパーとの大きな違いの一つもそこになりますね。
――リーパーは目の前の敵を倒すだけで活躍できますしね。ところで、一番好きなヒーローはマクリーなんですか?
実は、元々使ってたヒーローはウィドウメーカーなんですよね。
ただ、彼女は昔nerfを貰った関係で今は非常に厳しい環境下にあります。そのため、マクリーを今は好んで使ってますね。
――PTR(テストサーバー)ではウィドウメーカにbuffが来てますね。ということは、近いうちBaLDeL選手のウィドウメーカーが見れるかも?
もしかしたら見れるかもしれないです(笑)。
――こういう人はうまくなるというコツ?みたいなものはありますか?
自分を客観的に見れる人ですね。スクリムとかで撮影した試合中の動画を何回も見返せる人、そしてそこから悪い点と良い点を研究できる人は上達が早いと思います。
あと、このゲームはヒーロー毎の特色が非常に強いので、その特色を知ることが大切です。
純粋に何のスキルを持っているのかだけではなく、どんな立ち回りをするのかを実際に何度も使って体で覚えることが大事ですね。
このゲームはチームでやるゲームなので、チームの動きに対しても積極的に意見を出してくれる人も上達は早いと思います。
声を大にして言いたいチームメンバー○○がすごい
――チームメンバーで一人、「こいつはすごいんだよ!」と自慢できる人はいますか?
難しい質問ですね(笑)。
1人を選ぶとしたら・・・Mukai選手ですかね。
彼はFlexに属していて、使えるヒーローが非常に多いんですよ。普段はオフタンクのザリアを多く使ってるんですけど、それでもアタッカーと並ぶ高火力を出し続けてます。
さらに、彼はサポートもプレイできるので、3サポート構成もできるのが凄いですね。
そして何よりも視野が広いです。危ない味方に即座にバリアを付けてくれるんで「良く見てるなこいつ」と思うことが多々あります(笑)。
最後にひとこと
――それでは最後に、ファンの皆様に一言どうぞ!
まずは、日ごろから応援してくれてる人たちへ「ありがとうございます」を言わせてください。これからも試合で結果を出すために頑張りますし、配信等の活動も積極的にしていきたいと思います。
いつか世界のCrest Gaming Blitzになれるよう頑張りますので、応援よろしくお願い致します!
インタビューを終えて
今回、BaLDeL選手にインタビューをしていて、「チームのことはチーム全員で考えている」と言っていたのが印象に残りました。
先日インタビューしたGreen LeavesのリーダーであるNoanoa選手も「自分が一応リーダーをしているが、チームのことはチーム全員で考えている。誰か一人に任せることはない」と同様のことを言ってました。
やはり、強いチームと言うのは全員が一つの目標に対して同じ方向を見て、各自で考えることが出来るチームなんでしょうね。
前回はサポートのNoanoa選手、今回はオフェンスのBaLDeL選手と来ているので、次はタンクの人にインタビューしようかな?次回もお楽しみに!
前回のインタビュー
突撃★プレイヤーインタビュー Green LeavesリーダーNoanoa選手編