text by Rainbee
edit by GAMEZINE
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Overwatchのチームではなく、1個人にフォーカスする「突撃★プレイヤーインタビュー」が始まります。
ネーミングに関しては3秒で考えたので突っ込まないでください。
記念すべき第一回目は、TOKYO GAME SHOW 2016 Twitchブースにて行われたDeToNatorとのエキシビジョンマッチで見事勝利した、Green LeavesのチームリーダーNoanoa選手にインタビューをします!
インタビュアー:Rainbee
君の名は。
――まずは簡単な自己紹介をお願います
Green Leavesというチームで”一応”リーダーをしていますのあのあと申します。
――ちなみに、名前なんですが「のあのあ」、「ノアノア」、「Noanoa」のどれが正しいんでしょうか?
一応、「のあのあ」と「Noanoa」を使い分けて使ってますね。
配信やゲーム内では「Noanoa」と使うことが多いです。
――のあのあという名前の由来はどこからきてるんでしょう?
昔、ポケモンハートゴールド・ソウルシルバーが出てきた時にですね、女の子主人公にしたんですよ。
それでその時に「名前どうしようかなー」と考えてたら、昔パトレイバーってアニメがあったのご存知ですか?
その女主人公の名前が「泉のあ」なんですよ。そこから取って「のあのあ」って名前にしたんです。
――配信とかで顔出ししているのを見ると「あー、のあのあさんっぽい顔してる」って思いますね(笑)
そうですか?ありがとうございます(笑)
最近の配信について
――最近はGreen Leavesメンバーが配信をするのをよく見かけるんですが、ストリーマーとして配信していこうとか言う考えがあるんですか?
あ-,裏の意図を感じちゃう的な?(笑)
別にあれは深い意図はないんですよね。
そもそもTOKYO GAME SHOW 2016 やOCSで既に顔出しをしちゃってたんで、まぁ配信してもいいかな?って感じだったんですよね。
それに今度フジテレビでTOKYO GAME SHOW 2016の映像が流れるんですけど、その時にOverwatchの映像が流れるんですよ。
なんでどうせバレるならいいかなぁと。
――でも、自分含めGreen Leavesに対してやっぱ怖いイメージがあった人は多いと思うんですよね。でもいざ見ると「あれ・・・?面白集団だぞ・・?」となったのは意外でしたね
えー!怖いですか?(笑)
僕はFPS畑出身ではないので、あまりそこらへんは分からないんですよねー。
Green Leavesとは
――Green Leavesの成り立ちってどんな感じなんですか?
Grean LeavesってもともとTeam Fortress 2(以下TF2)ってゲームの即席クランから始まったんですよ。
それが今まで続いてて・・・なんだろうな。一種のコミュニティになってる感じですね。
OverwatchをやらないメンバーでもGreen LeavesのTS3に居る人もいますし、簡単に言えば仲良しメンバーみたいな感じですね。
そういえばあれですよ、Rainbeeさんが所属してるNoPlanのリーダーのZETMANもあれですよ、あいつGreen LeavesのTシャツ持ってるんですよ。
――え、初耳なんですけど!?この前のTOKYO GAME SHOW 2016の2日目を一緒に回ったんですけど、その時に欲しいって言うんで余ってたのあげたんですよ。
「これでお前もGLな!」って言ったら「おう!」とか言ってましたけども(笑)
ようはそれくらい適当な集まりなんです。
だからこう・・・「GLは選ばれた精鋭たちだ」みたいな印象あるみたいですけども、そんなことないんですよね。
サポート専の理由
――のあのあさんと言えばルシオのイメージですが、TF2時代からサポート職してたんですか?
んー、実はもともとTF2ではソルジャーっていうロケラン使うキャラを使ってたんですよ。
んで、Green Leavesを設立したときって即席クランだったんで、キャラ構成とか適当だったんですよね。
それで「あれ、俺がメディックやるしかなくね?」ってなったのがサポートを使った始まりですね
――マーシーとか、今だったらアナも強いですけど・・・そういったヒーローは使わないんですか?
もともと、声出しとか試合のテンポを決めるってのが好きだったんですよ。
やっぱ一番試合のテンポを決めるのってルシオじゃないですか
OCSの時はゼニヤッタを使ってた時もあったんですけど、なんだろうな・・・味方のスピードブーストに対してもどかしく感じるときがあったんですよね。
「今使う!?」的なね。これはルシオ使いならあるあるだと思います。
――全国のルシオ使いさん、いかがでしょうか!?それにしても、ずっとルシオ使い続けるってことはルシオ大好きなんですね
んー・・・。
実はこれは昔つぶやいたことあるんですけど、ルシオ使わなくていいならルシオ使いたくないんですよね(笑)
そもそも、ルシオ自体が好きな人って少ないと思うんですよね。
あいつってゲンジとかと違って一人でキャリーするヒーローでもないですし。
チームプレイが好きな人がルシオ好きなイメージがありますねー。
ルシオ(サポート)で金メダルを取ってはいけない理由
実はこれ、いつか言おうと思ってたことなんですけども、あ、今から言うことはあくまでも自分個人の意見ってことで聞いてくださいね?
――はい、なんでしょう?
たまにツイッターでルシオに限らず、「○○(サポートキャラ・タンクキャラ)でキル・ダメージで金取ったのとか負けたとか、金3金4で負けた」っていう人いるじゃないですか。
僕個人的に「それってどうなんだろうなぁ?」と思うんですよね。
――ほう?それはまたなぜ?
ダメージを出すヒーローとしては、当然ながらマクリーとかリーパーが一番強いんですよ。
で、それなのにルシオがダメージで金を取ってしまう、ラインハルトでキル金をとってしまうってことは「それ、オフェンスのサポートしてないからオフェンスがダメージ出せてないんじゃないの?」って思ってしまうんですよね。
――あー、なるほど。結構ストイックな考えなんですね
例えば、マクリーに突っ込んできたゴリラを引き離すとか、スピードブーストを適宜つかうとか「サポートの基本」が出来てたらダメージやキルで金メダルは取れないはずなんですよ。
僕だったらサポートでダメージ/キルで金メダル取って負けたら「サポートできてなかったなー」って思いますね。
ただ、これはあくまでも自分個人の考えなんで、あくまで参考程度!でお願いします(笑)
Green Leavesメンバーの評価
――Green Leavesと言えば、のあのあさんをリーダーとしてgappo3選手、hoshimi選手、Nonke選手、Nypro選手、abara選手などがいますが・・・
あ、そうだ。よく自分がリーダーだと言われるんですけども、実はチームの精神的な支柱はgappo3なんですよ。
――ほー、gappo3といえばウィンストンが超うまいプレイヤーですね
うちのチームはべつに誰かが陣頭指揮を執ってるチームじゃないんですよね。
ただ、チームとして活動している以上、形式上のリーダーは必要だったんで僕が担当してるだけなんですよ。
ただ、そういう連絡とるのとか好きだったのでそれだけでやってます!(笑)
――そうだったんですね(笑)そういえばgappo3とは確か長いお付き合いなんでしたっけ?
自分の大学生時代からの付き合いですね。逆に自分、gappo3としかネトゲしたことないんですよ。
僕は本当に本当に本当にgappo3を信用していて、もう、なんかあの人とにかく凄いんですよ。
試合研究とかも当然全メンバーやってはいるんですけど、最終的な判断はgappo3が持ってますね。
彼がチームのブレインです。
――ほかのメンバーはどうなんでしょう?
そうですねー・・・。
abaraの評価
彼はGreen Leavesで一番新人の人なんですよ。
そのため、まだスタンドプレイが目立つところがありますね。
ただ、タンク自体はうまいですし、今度も大会を開催したりをいろいろとアクティブに活動しているのは純粋にすごいなーと思いますね。
gappo3の評価
gappo3はホントにヤバイです。
あの人はプレイスキルは特別秀でたわけではないんですけども、基本を必ずできる人間なんですよ。
例えば、ザリアのシールド間違えるとか、マクリーのスタンのタイミングを間違えるとかあるじゃないですか。
それが絶対ないんですよ。
「考えながらやってたらミスしねーじゃん」とか言うんですよ。
たまにむかつきますよね(笑)
――もはやプレイの見本ですね(笑)
まさにそれなんですよ。
しかも、それが彼の脳内で必ず根拠があってやってることなので、永遠に95点を取り続ける男なんですよ。
Nyproとかは300点を取るときもあれば0点の時もあるんですが、gappo3にはそれがないですね。マジで化け物です。
でも一番彼を信頼して尊敬してますね。
Nyproの評価
AIMがやばい。その一言に尽きます。
なんかもう意味わからないですもん。
ステータスをAIMに極振りし過ぎてたまにビビりますね。
ちなみに僕はAIMにそこまでこだわってないんで、詳しいことはよくわからないです(笑)
hoshimiの評価
hoshimiと言えば、TOKYO GAME SHOW 2016でクソイケメンなことが判明したんですが、どうです?そもそものhoshimiのイメージってどんなんでした?
――実況とかでもhoshimiのマクリーが止まらないってのは聞いたことありますね。The オフェンスってイメージです
NyproとかはAIMお化けってのは有名なんですけども、実はhoshimiもかなりAIMすごいんですよ。
特に彼はチーム内でcallerの役目も持っていて、決断力・判断力がすごいんですよ。
彼が居なかったら今のGLは間違いなくないですね。それくらい大事な1人です。
Nonkeの評価
昔はFlexやってたんですけど、メンバーチェンジとかもありまして今はサポートしてますね。
実は彼、AIMすごいんですよ。
Nyproがhoshimi以外で唯一認めるくらいのAIMの持ち主なんです。
そつなくなんでもこなせるプレイヤーですね。
うまくなるプレイヤーの特徴
――こういう人はうまくなる!ってプレイヤーの特徴があったら教えてもらってもいいですか?
あー、難しい質問ですね。
僕の中では、個人でうまくなるのとチームで上手くなるのが別だと思ってるんですよ。
個人技も当然大事なんですが、それよりも大切なのは勝った時、負けた時に「何で勝ったのか」「なんで負けたのか」に対する自分の回答を出すことなんですよ。
――勝った時も・・・ですか?
勝った時って「やったー勝ったー!」で終わりがちなんですが、それじゃダメなんですよ。
そこで「○○って理由で勝ったんだな」って答えが自分の中で見つかると、それが自分の手札になるんです。
そこが一番大切だと思いますね!
チームでプレイしてると「同じ動きしかできない」人ってのが出てくるんですよね。
そういう人は何でそうなるのかというと「勝ったときになぜ勝ったのかを追求してないから」なんです。
だから思考停止で勝った時と同じ動きを繰り返してしまうんですよ。
だらだらオーバーウォッチでも言ったんですけど、コントロールとかでジャンクラが居るのに勝つ場合あるじゃないですか。
「あれ、こんなクソピックなのに勝ったぞ!?」って時って、なんで勝ったのかを考えてみると、意外と単純な理由だったりするんです。
特にこの思考はルシオだったりザリアだったり、相手の動きによって自分の動きを変えないといけないヒーローをやる人こそ持ってほしいですね。
・・・ってのをレートプラチナの人間が言ってたって書いてください(笑)
TOKYO GAME SHOW 2016を終えて
――TOKYO GAME SHOW 2016にて念願のDeToNatorを倒したわけですが、それから何か変化はありましたか?
んーそうですねー。
実は、会場では「勝った」ってイメージがなかったんですよ。
TOKYO GAME SHOW 2016が終わった後の飲み会で「・・・そういえば俺ら勝ったんだよな?」ってなったくらいなんです。
あと変わったことといえば・・・。
実は一般公開日2日目、インテルブースにて行われた『DeToNator VS ahq e-sports club』の試合を見てたんですよ。
そしたら横から「もしかしてのあのあさんですか?」と聞かれたんです。
ちょっとした有名人気分でしたね(笑)
あとは後日、Twitterとかで「のあのあさん見かけました!」と言ってくれる人がいたんですけども、声かけてくれて良いのに!にと思いましたね。
もっと気軽に声かけてください!
最後に
今回はGreen Leavesののあのあさんにインタビューをさせていただきました。
会話の合間からGreen Leavesの強さの秘訣である「ストイックさ」が垣間見えたかと思いきや、非常に楽しそうに様々なお話をしてくれて、とても楽しかったです。
非常に印象に残ったのはヒーロー個人に対する理解力も、ゲーム自体に対する意識も非常に高かったところですね。
今後も、Green Leavesの活躍に期待です!
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