text by Rainbee
edit by GAMEZINE
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2016年5月26日。台湾で日本のプロゲーミングチームDeToNatorと台湾選抜チームのエキジビションマッチが開催されました。
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DeToNator VS 台湾選抜チーム 交流戦レポート
Overwatchは、オープンベータテストの参加人数が約970万人と、ゲーム史上過去最高の人数を記録したゲームです。
日本でもオープンベータテストの時から大会が開催されるなど、日本でも非常に大きな盛り上がりを見せています。
今回の試合はDeToNatorが台湾選抜チームに食い込んでいくも、結果は3勝5負と残念な結果に終わってしまいました。
しかし!Overwatchはまだまだ始まったばかりのゲーム。今後のDeToNatorやその他プロチームの活躍が期待されます。
今回は、台湾で行われブリザード公式のエキジビションマッチの様子をレポートしていきます。
出場選手
DeToNatorチームメンバー
YamatoN
delave
siorin
StylishNoob
SPYGEA
xqlolita
台湾選抜チームメンバー
DANNY
GURA
LILGHO
XRAGON
ZONDA
轟賓
第1戦目
選択されたマップはWatchpoint : Gibraltar。ルールはペイロード。
長い一本道が多く、バスティオン・ウィドウメーカー・ウィンストンなどが活躍するMAPです。
オフェンスは日本チーム、ディフェンスは台湾です。
日本チームと台湾選抜チームのスタート時の構成は下記のようでした。
日本チームはウィンストンを2体選択したのに対し、台湾側はキャラ重複をせず、ラインハルトとバスティオンを主体としたの構成となりました。
試合が開始し、台湾側は橋の上に陣取る形で日本チームを迎え撃ちます。
対する日本チーム側はウィンストンの突破力を糧にどんどん進軍していきます。
そして残り時間5分強残し、第1チェックポイントを通過します。
対する台湾チームもウィンストン・ロードホッグの2タンクによる静止を試みるも、日本側の攻めを止められず、とうとう最終ポイントの通過を許してしまいます。
しかし、台湾チームも負けていません。台湾チームのXRAGON選手が日本チームのマクリーのアルティメットをスナイプで阻止。
そのあと日本チームのウイドウメーカーを見事ヘッドショットするプレイを見せます。
実況でも台湾チームのXRAGON選手を称賛する声が出ます。
日本チームはこのあとペイロードを進めるも、台湾チームのZONDA選手のザリアのアルティメットが綺麗に決まってしまい、一気に体制を崩される形に。
日本チームはそれでも諦めず、ウィンストンを主体にペイロードを進めます。そして最後はウィンストンのアルティメットを十分に活用し、そのままペイロードの輸送完了。
ゲームセットとなりました。
無事に初戦を勝利で収めた日本チームのdelave選手も思わず笑みがこぼれます。
第2戦目
そして一戦目の攻防チェンジ。台湾側がオフェンス、日本側がディフェンスとなります。
日本側はウィンストン主体のチームを変えず、台湾側は攻め側としては珍しいメイをピックします。
台湾側のファラとマクリーが大暴れする形となり、残り時間7分でペイロードが第2チェックポイントを突破してしまいます。
そのまま台湾チームはペイロードにメイだけを残し、残り全員で前線をキープするプレイスタイルに移行。
日本側はなかなかそれを崩せず、残り8分で第3チェックポイントを突破されてしまいます。
そして台湾チームのGURA選手のマクリーが第3チェックポイントで大暴れ。
キル&アウェイを繰り返し、日本チームはなかなかペイロードに近づくことができません。
そのままメイのアルティメットにより、そのままゲームセット。2戦目は台湾チームが取りました。
これで台湾チームと日本チームがお互い1勝1敗という結果になります。
第3戦目
3戦目のMAPはVolskaya Industries。ルールはコントロールです。
氷の世界と、自動で動くベルトコンベアが特徴的なMAPです。
天井が少ない関係でファラ・ウィンストンなどが強力なピックとなります。
オフェンスは台湾チーム、ディフェンスは日本チームとなります。
日本チームは門で守ることはせず、拠点の背後に全員陣取る形をとります。
これはプレイヤー大会では一度も見ることは無かった独特の陣形ですね。
対する台湾チームは「あ、そこにいるなら横に行きますね」と言わんばかりに、ルシオのスピードアップと共に日本チームのから見て左サイドの建物に入り込みます。
Aポイント内でラインハルト同士が殴り合うというシュールな姿が見えつつも、台湾チームがAポイントを奪取。
そのままルシオが速度上昇を使い、Bポイントに速攻で攻め入ります。
日本チームはこれに対応できず、台湾チームのBポイントへの侵入を許してしまいます。
そのまま台湾チームのARAGGON選手のザリアのアルティメットが綺麗に決まり、ゲームセット。
台湾チームの勝利となりました。
試合時間はなんと3分!
見事に台湾チームの速攻が決まった形となります。
第4戦目
攻守は変わり、日本チームがオフェンス、台湾チームがディフェンスとなります。
台湾チームは門のすぐ後ろで防衛、日本チームを迎え撃ちます。
このとき、台湾チームのXRAGON選手のリーパーは敵陣近くに潜んでいました。
日本チームはそれに気づかず攻め続けます。そして見事、挟まれる形になりました。
この作戦が成功し、日本チームは5人ダウン!
台湾チームの作戦が功をなした形になります。
しかし、日本チームも負けていません!
敵のマクリーのアルティメットをラインハルトで防いだり、ウィンストンのシールドを活用し、Aポイントを取ります。
そのままゆっくりと順調に足を進め、なんとBポイント内でマーシーを除いた5キルに成功。
占領ゲージを増やしていきます。
しかし、台湾チームのザリアのアルティメットをもらう形となり、後退を余儀なくされます。
そのあと台湾チームはロードホック・D.VA・ラインハルトと一気に防御を固める構成にチェンジ。
日本チームは占領ゲージがあと数ミリというところで攻めきれません。
ここで粘るのが日本人。最後の最後まで日本チームは辛抱強く攻め続け、勝利を収めます。
4戦目が終わり、日本チームと台湾チームはお互い2勝2敗といった結果になります。