2026年8月7日(金)、ゲーミングデバイスブランド「WALLHACK」新製品のローンチディナーイベントが東京都内にて開催された。

金曜日の夜、アットホームな雰囲気の中で行われた本イベントは、ブランドのプロダクトにかける並々ならぬこだわりと、日本のゲーマーやクリエイターに対する強い敬意が語られた。熱気あふれる一夜の模様をレポートする。

WALLHACK K-001/M-001 Launch Dinner 

イベント冒頭、WALLHACKのCEOであるラスムス氏から語られたのは、新製品を世に送り出すことに対する率直な「恐怖心」と「歓喜」であった。

「私たちは7年間、ガラスのマウスパッドを開発してきました。今日発表するアイテムは、その裏で、静かに開発を進めてきました。それだけ一生懸命に開発してきたものをついに世に出すということで、ドキドキ、恐怖心に近いものを感じております。研究開発の棚のところにそっと置いといた方が気持ちが楽だとさえ思う時があります」

スカンジナビアのデザイン美学や思想をゲーミングの世界へ持ち込むこと——それこそが同ブランドの原点である。そして、その情熱を注ぐ対象として日本のユーザーへ強い敬意が示された。

「日本のユーザーは、おそらく世界で最も満足させることが難しい、目の肥えたオーディエンスである。しかし、だからこそ我々は日本を愛している」

「品質」「パフォーマンス」「デザイン」、そしてそれらすべてが調和する「和(バランス)」を重視する姿勢において、スカンジナビアと日本の文化には多くの共通点があると分析。目の肥えた日本のゲーマーへ最高のプロダクトを届けるという確固たる姿勢が語られた。

1週間の仕事を終えて金曜日の夜に集まった来場者へ労いの言葉が掛けられた後、デンマーク語で乾杯を意味する「Skål(スコール)!」の掛け声とともに乾杯が行われ、イベントはスタート。

乾杯に続き、来場者には「arc」の松澤肇シェフが本イベントのために特別に手掛けたスペシャルメニューが振る舞われた。今回発表の「M-001」「K-001」から着想を得て考案されたメニューであり、プロダクトの世界観を舌でも堪能できる趣向が凝らされた。来場者は洗練された料理やドリンクを手に、WALLHACKのスタッフや他の参加者との歓談を楽しむ時間に。

食事の途中で、第1部となる新作マウス「M-001」のプレゼンテーションが始まった。会場では実際にパーツごとに分解された状態の「M-001」が回され、参加者が直接手にとって質感や内部構造をじっくりと確かめる機会が設けられた。

マウス「M-001」

■マグネシウム合金(AZ91D)シェル
厚さわずか0.6mmのマグネシウム合金を採用し、プラスチック特有の不快なしなりや軋みを排除。53gの軽量性と強固な構造的耐久性を両立させた。

■洗練された底面デザイン
グリップ時に指が触れる上面や側面を避け、肉抜き穴を底面に集約。透明なPCBカバーから基板が覗く先進的なビジュアルを演出。

■クリック感とライティングの美学
スイッチにはOmron光学式スイッチ(D2FP-FN2)を採用。個体差のない一貫したクリック感とクリック力を社内で厳格に追求している。ライティング面では、ゲーム中の気を散らす派手な演出を排除し、ペアリング時のみサイドの開口部がほのかに光る最小限の設計に留めている。

■あらゆるグリップに応えるニュートラルな形状
特定の持ち方に最適化しすぎず、多様なグリップスタイルに対応するニュートラルな左右対称形状を追求。WALLHACKのガラスマウスパッドユーザーに多い「つかみ持ち」や「つまみ持ち」で高いコントロール性を発揮できるよう、後部のラインに絶妙な傾斜をもたせている。

■8,000Hz対応
PixArt PAW3950センサーを搭載し、最大30,000 DPIおよび8,000Hzのポーリングレート/フレームレートに対応。

■交換可能バッテリー(ホットスワップ機構)
本体にUSBポートを持たない完全ワイヤレス仕様。本体とレシーバー双方にバッテリーが格納でき、予備バッテリーと瞬時に差し替えることで残量ゼロから一瞬で100%へと復帰する。「充電の手間を洗練されたプロダクト体験へと昇華させる」という独自の設計思想が込められている。

■インテリアとして佇むレシーバー
レシーバーも単なる付属品ではなく、1つの独立したプロダクトとしてデザインされた。デスク上に美しく映える造形に加え、信号強度や電波干渉を確認できるステータスボタン、心地よい操作感をもたらす削り出しダイヤルを備えている。

なお、「M-001」のこの開放的な底面デザインはオープンキッチンの構造から着想を得ており、本イベントの会場選びの決め手にもなったという。

キーボード「K-001」

続いて、キーボード「K-001」についても詳細が紹介された。

■アルミニウム削り出しフレーム
アルミニウムブロックから削り出し、ビーズブラストとアルマイト処理を施した重厚感あふれる65%レイアウト筐体。カラーは素材の美しさを活かした「Natural」と、キーキャップと調和するダークグレーの「Slate」の2色を展開。

■Gateron共同開発の磁気スイッチ(Hall Effect)
Gateron社と共同開発された「WALLHACK KS-TR Linear Switch」を搭載。アクチュエーションポイント(0.01mm単位)やラピッドトリガー機能を自在に設定可能。

■業界最高峰のレスポンス性能
ポーリングレート最大8,000Hz、スキャンレート16,000Hzに対応し、入力レイテンシーはわずか0.129msを達成。一瞬の反応が勝敗を分ける競技シーンで真価を発揮する。

■直感的な「削り出し物理ダイヤル(ノブ)」
音量調整に加え、ラピッドトリガーやアクチュエーションポイントの感度を、ソフトウェアを開かず手元のダイヤル操作だけで即座に変更できる。

■「光漏れ」を防ぐライティングと純白LED
PBTダブルショットキーキャップを採用し、内部に「ライトブロッカー(遮光パーツ)」と特殊なライトガイドを配置。キーの隙間からの無駄な光漏れを一切遮り、純白LEDが印字部分のみをクリーンに浮かび上がらせる。

■静音性と打鍵感へのこだわり
振動吸収フィルム、シリコンレイヤー、ポロンフォームを組み合わせた多層構造により、不快な振動や異音をシャットアウト。チルト調整用の堅牢な専用スクリュー(0° / 4° / 7°)も付属する。

妥協のないプロダクト作りへの情熱と、プレイヤーコミュニティへのリスペクト、そして製品からインスピレーションを得た美食が融合した、極めて質の高い新製品発表会となった。

WALLHACK Tokyo Session

ローンチディナーで明かされたブランドの熱い美学と確固たる思想は、翌日8月8日(土)、シブヤeスタジアムにて開催された一般参加型イベント『WALLHACK Tokyo Session』へと引き継がれた。

デンマークから来日したWALLHACKメンバーがファンを直接出迎え、発表されたばかりの「M-001」「K-001」の実機が国内で初めて一般展示・体感できる場となった。前日のディナーで説明のあった構造美やスペックは、会場でユーザーが手にとった瞬間、リアルな「納得」へと変わった。

コミュニティと一丸となった体験会と抽選会

イベント内では、実際にシューティングゲームを使用した試用体験会が実施された。抽選で選ばれた参加者による2マッチの対戦が行われ、見事勝ち進んだチームはWALLHACKメンバーと直接対戦する権利を獲得。白熱したバトルの末、優勝チームには新作キーボード「K-001」が贈られた。 

終盤の抽選会では、WALLHACKのアパレルやガラスマウスパッド、そして「K-001」をはじめとする豪華景品が参加者へ手渡され、来日スタッフと日本のファンが直接言葉を交わしながら笑顔で熱量を共有し合う、温かな雰囲気の中でイベントは幕を閉じた。

おわりに

ローンチディナーで語られた、妥協のないプロダクト作りへの情熱と、プレイヤーコミュニティへのリスペクト。そして翌日のTokyo Sessionで解き放たれたユーザーたちの熱気。

北欧の洗練された美学と機能性が融合した「M-001」と「K-001」という“道具”が、今後の日本のゲーミングシーンにどのような変化をもたらしていくのか、期待が高まる。

なお、キーボード「K-001」は2026年8月21日より、マウス「M-001」は2026年9月にWALLHACK公式サイトにて販売開始を予定している。

【関連URL】
WALLHACK X:https://x.com/WallhackHQ
WALLHACK JAPAN X:https://x.com/WALLHACK_JP
ゲーミングにふさわしい、道具としての在り方を探求。WALLHACKがキーボード「K-001」とマウス「M-001」を発表
K-001:https://wallhack.com/ja-jp/pages/k-001