text by mitomi
edit by GAMEZINE
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REJECT所属のプロゲーマーAimer選手がPARAVOXの魅力を語る
最近、Steamのウィッシュリスト数が増加している謎のシューティングゲームを知っているだろうか。その名も『PARAVOX(パラボックス)』。本ゲームは3vs3のタクティカルハイスピードシューターとして、2024年4月27日に81RAVENS PTE. LTDから日本のEpic Games Storeでリリースされた。
持ち前のキャラクターコントロール力や、様々な武器やスキルを組み合わせたチーム連携力、そしてゲーム場面をひっくり返す戦略を駆使して勝利を目指す本ゲームは、まさに「eスポーツ」好きが最も注目すべきタイトルだ。今回は、現在選手として活躍しているREJECT所属のAimer選手に、ゲームの魅力を語ってもらった。
Photo Jun
※本文は2024年12月20日に発行したGAMEZINE Vol.29に掲載されたインタビューです。フリーマガジン「GAMEZINE Vol.29」のダウンロードはこちら
No.29
VALORANT 特集
Caedye / crow / GON
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――まず、『PARAVOX』を始めたきっかけと夢中になったポイントを教えてください。
『PARAVOX』を始めたきっかけは、Xを見ていた時に、プレイ動画が流れてきたことです。動画を見た瞬間に面白そうだと思ったのと、もともとゲームが好きでプロゲーマーを目指していたこともあり、公式Xで目にした「プロになれる」という文言がかなり魅力的だったため、すぐにプレイすることにしました。実際触ってみるとスピードが速く弾を当てるのが難しいゲームではあったのですが、プレイしていくうちにエイムの上達や戦略の幅が広がっていることが目に見えてわかったので、そういう「強さ」を実感できるところが、ハマったポイントでしたね。
――公式にもハイスピードシューティングと言っていますし、そのスピードについていけると面白くなるわけですね。ではその『PARAVOX』の好きな点を教えてください。
様々な『ブランド(=武器)』がある所が好きな所です。僕の最近のお気に入りはジュノっていう、サブマシンガンみたいなブランドですね。スタンスキルを持っていて、他の武器と組み合わせると不利な状況でもワンチャン逆転できる所と、DPSの高さが気に入っています。見た目だと、新ブランドのダフィロンのロゴがかなりお気に入りです。
――ジュノはAimer選手の強気なプレイの象徴ですね。プロゲーマーになった際にご自身の環境の変化はありましたか?
目標を「より上を目指す」という所に重点を置いて、より一層真剣に取り組むようになりました。チームからパソコンやモニター、アームカバーなど、試合に勝つためのサポートをしてもらった時は、これまでゲームを「娯楽」として楽しんでいた頃とは大きく変わったと感じましたね。
――1億円という大きな賞金がかかった国際大会『PARAVOX GOLD RUSH TOURNAMENT』に出場されましたが、その時の心境はいかがでしたか?
良い気持ちで出場できたと思います。来場者の観戦モニターの上に選手席が用意されていて、高いところでプレイするという会場設計にはかなり驚きました。そんな会場の凄さを見て「ワクワク」や「楽しみだな」と感情が高ぶりました。もちろん緊張とかもあったんですけど、かなり楽しんで臨むことができましたね。
――初のオフライン大会で楽しんでプレイできたのはとても凄いことだと思います。大会の視聴初心者に向けて『PARAVOX』の大会を楽しむための観戦ポイントはありますか?
そうですね。「ダメージをめちゃくちゃ与えているシーン」や、「連キル(=連続キル)したシーン」は見ごたえがあると思います。『PARAVOX』は3vs3のゲームなので、一人で連キルするってすごいことなんですよ。そういうのはわかりやすい盛り上がりポイントですね。
――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
次こそは必ず世界一になれるように、日本の予選トーナメントをしっかり勝ち切っていきたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします。
Aimer
REJECT『PARAVOX』部門所属。福島県出身の2002年生まれ。最年長としてチームを引っ張り、勝利に導く大黒柱。『PARAVOX』初の世界大会『PGRT』では、3位タイとなった。元サッカー少年。ゲーム以外の趣味は読書、ホラーは読まないらしい。
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