日本と世界を、『スマブラ』で繋ぐ架け橋

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※本文は2024年8月26日に発行したGAMEZINE Vol.28に掲載されたインタビューです。フリーマガジン「GAMEZINE Vol.28」のダウンロードはこちら

――スマブラコミュニティに関わろうと思ったきっかけを教えてください。

昔、大学のサークルにガチ勢ムーブみたいなことをしている先輩がいたんです。その先輩に、アイテムなしの終点戦場ステージで技をガードキャンセルして撃墜まで持っていく、という動きをされて、「これパーティーゲームじゃないんだな」っていうのをなんとなく感じました。
その後、学祭で『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下、『スマブラ』)の大会を開いたら、当時日本で2番目に強い人が突然来て、しかも信じられないくらい強かったんです。自分が全然勝てない先輩でさえも手も足も出ずに負けていく様を見て、「ちょっと面白いな」って感じて。
これをきっかけにオフ会へ行き始めたのが、スマブラコミュニティにかかわり始めたきっかけですね。

――これまでスマブラコミュニティでは、どのような活動をされてきたのでしょうか。


当時は『篝火』や『ウメブラ』のような大きなオフライン大会は海外でしか開かれておらず、その中でもアメリカは特に先に進んでいたので、どうしたら良い大会が開けるのか、直接聞くためにアメリカで開催されるオフライン大会『Genesis 4』に参加したんです。そこで、当時主催をしていた人たちに「配信をした方がいい」「週大会はあったほうがいい」「誰でも『この時間に行けば集まって練習できたり、人に会える』という場を作った方が良い」というアドバイスをもらいました。「じゃあ、必要じゃん」と思い、日本に帰って週大会を開き始めたんです。ここから、俺はおかしくなっていきました(笑)。週大会あるならあるだけあった方が良いみたいなことを言われて、バカだったので同時に週大会を3つくらいやりました(笑)。その後、あcolaくんがすごい活躍し始めて、アメリカのオフライン大会『The Gimvitational』という大会に招待されたんです。ただ、「未成年1人で海外行くのやばくない?」と思ったので、自分が大会についていき、サポートを行いました。その経験から現在ではZETA DIVIZIONとしてあcola君の継続的なサポートや、関東圏の大会に海外選手が来る際のお手伝いをしています。

――スマブラコミュニティが今後どう発展していたら嬉しいかを教えてください。

自分がやっていて面白いということをみんながやって、それによって『スマブラ』のコミュニティが面白くなっていくのが一番理想的だと思っています。文章書くの好きだよとか、人に話を聞くの好きだよとか、動画つくるの好きとかなんでもいいので好きなことで関わっていく人がいる限りコミュニティは大丈夫だと思います。自分は今後も海外回りのことを担当してスマブラコミュニティを支えていければと思っています。

【プロフィール】

わっち
1991年生まれ。スマブラコミュニティで活動している裏方的存在。配信から大会の運営、海外選手とのコミュニケーションまで幅広い役割を担当していて、スマブラコミュニティの先駆者。

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