「芸術的」と称されるスキルを武器に
頂きを目指すスネーク使いの理想形

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※本文は2024年8月26日に発行したGAMEZINE Vol.28に掲載されたインタビューです。フリーマガジン「GAMEZINE Vol.28」のダウンロードはこちら

――最初に『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下、『スマブラ』)をプレイするようになったきっかけから教えてください。

5歳のときにWiiの『大乱闘スマッシュブラザーズ X』を兄や友だちとプレイするようになって、そこからWii U、Nintendo Switchとつながってきました。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、『スマブラSP』)はソフトを買いに行く時間も惜しかったので、発売日にダウンロード版で手に入れました。かなり熱が入っていましたね。

――上達していったからこその熱量だと思うのですが、自分なりの攻略法などはありますか?

「どうやったら上手くなるか」とは常に考えているのですが、一番は「『スマブラ』が好き」ということだったと思います。勝っても負けても楽しいので、ずっとやり続けていました。モチベーションしかないです。

――現在は「世界最強のスネーク使い」という異名がありますが、以前はゲッコウガも使われていましたね。使用キャラはどのように決めているのですか?

ゲッコウガは『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』時代から使っていて、馴染んでいたキャラではあるのですが、徐々に新鮮味を感じなくなっていたんです。どうしようかと考えているときに、友人であるシダレザクラ選手のプレイを見て、「同じように動かせるようになりたい!」と思って切り替えました。そこまで深い意味はなくて、憧れのような感じです。

――その選択がピタリと来て、世界全体で見ても5本の指に入るプレイヤーになっていったわけですが、そのような周囲の評価をどう受け止めていますか?

素直にうれしいですね。それにスネークを使い始めてから、勝因と敗因がよく分かるようになってきたんです。以前は感覚的にプレイすることが多かったのですが、最近は理論的というか、自分のなかでプレイを分析できるようになってきたので、解像度や理解度に磨きがかかっているという実感があります。

――さらに一段、ギアが上がったわけですね。先ほどシダレザクラ選手のお名前が挙がりましたが、ほかに意識しているスマブラプレイヤーはいますか?

ミーヤー選手ですね。以前からずっと注目している、いつか越えたいと思っている目標です。今年のマエスマ’GRAND WARSではウィナーズファイナルで0-3でやられてしまいましたが、篝火#12ではグランドファイナルで2-3と食らいつけたので、次こそは勝ちたい、追い越したいと強く思っています。そしてその先にある“世界一”を目指して、これからも研究を続けていきます。

――力強い決意表明、ありがとうございました。今後のご活躍も期待しております!

【プロフィール】

Hurt
ENTER FORCE.36 『スマブラSP』部門所属。2003年生まれ。趣味は筋トレとラーメン。オンライン「スマメイト」で頭角を現し、最高レートは2522。YouTubeではスネークの立ち回り解説動画なども配信している。

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