「ヨッシー」と共に、歩みを止めずさらなる高みへ

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※本文は2024年8月26日に発行したGAMEZINE Vol.28に掲載されたインタビューです。フリーマガジン「GAMEZINE Vol.28」のダウンロードはこちら

――まずは『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下、『スマブラ』)に触れたきっかけから教えてください。

初めてプレイしたのは『大乱闘スマッシュブラザーズ64』の頃なので、20年以上も前になります。僕には兄が3人いて、よく対戦をしていたのですが、いつもボコボコにされていました。『兄たちを見返してやる』っていう気持ちで『スマブラ』に打ち込みましたね。兄たちは僕が強くなるころにはすでに『スマブラ』から離れてましたけど。

――競技シーンに挑戦しようと思ったタイミングはいつになりますか?

僕が競技シーンを知ったのは2作品前の『大乱闘スマッシュブラザーズ X』(以下、『スマブラX』)です。積極的ではなかったんですけど、半年に1度参加していました。大阪に住んでいるのですが、当時から大阪のオフライン大会の『スマバト』が開催されていて、それに参加していました。なので今でも『スマバト』には思い入れがあって、馴染み深い存在です。

――競技シーンに本気になるきっかけは何かありましたか?

『スマブラX』ではヨッシー使いが少なくて、弱キャラって言われていたんですよ。それが悔しくてみんなの評価を上げてやろうと思って極め始めました。オンライン大会では優勝したりしていましたが、オフラインでは勝てなくて、気づいたら『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』(以下、『スマブラfor』)が発売され、持ち越しに。

――『スマブラfor』以降の活動についても教えてください。

『スマブラfor』の頃はいわゆるオンライン勢でした。オフライン大会に取り組みはじめたのは『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』からで、その頃に自分自身のステップアップのためにプロになることを目指し始めたと思います。なので、オンラインとオフラインを行き来して、VIPマッチでは『638連勝』するなど、両方で実績を作ることを意識しました。今では、あcolaさんが『740連勝』してしまって最高連勝回数は抜かれてしまっています。

――ヨシドラさんは、『スマブラ』のプロゲーマーとご自身のお仕事を両立していますよね。普段どんなことを意識されていますか?

僕はどちらにもやりがいを感じています。仕事も楽しいし、『スマブラ』も楽しい。逆に仕事をしていないとゲームが主体の生活になるので、健康管理に気を遣う必要性が出てくると思うのですが、そういうことを考える必要がないのは兼業でやるメリットかなと思っています。

――最後の質問になるのですが、ヨシドラさんの今後の未来について聞かせてください。

今までとやることは大きく変わりません。関東大型大会優勝、海外大会優勝、スマメイト2600達成、VIPマッチ連勝数1位など細かく目標を設定しています。目標があればモチベーションになって前に進めるので。

【プロフィール】

ヨシドラ
Revo 所属のプロゲーマー。ヨッシーの爆発力から繰り出される高火力コンボが魅力のプレイスタイルで、『スマブラX』時代から一貫してヨッシーをメインに据え続けている。1994年生まれ。

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