3月2日、東京は秋葉原のe-sports SQUARE AKIHABARAで、2019年初となるOverwatchの公式イベント『FLASH OPS TOKYO 2019 WINTER』が開催された。

『FLASH OPS』とは、幅広いOverwatchプレイヤーが楽しんでもらえるようにと、エキシビジョンマッチに対戦会や講習会などが織り交ぜられたイベント。

今回も前後編の2部構成による濃密な時間が流れていたが、その模様をお届けする。

 

選手も思わず笑顔になった第1部

イベントの前半に行われたのは、JUPITERを筆頭とした5チーム12名のプロたちによる「オープンディビジョンヒーローズマッチ」。

即席のチーム戦だが、3月16日に行われる『ALL STAR JAPAN COMMUNITY 2019』の前哨戦のような雰囲気が漂い、会場の興奮度も高まったように感じられた。

チーム分けは以下の通り。

<TEAM MOFORS>

・FifTy選手(Green Leaves)

・Osato選手(V3 ESPORTS DDT)

・Sabagod選手(JUPITER)

・めろみ選手(DISTRICT81 GAMING)

・rayu選手(JUPITER)

・Ohime選手(CHARLIE’S SPICE)

 

<TEAM SCARCH>

・AmeKen選手(JUPITER)

・sonairo選手(Green Leaves)

・CLAIRE選手(JUPITER)

・Rrmy選手(V3 ESPORTS DDT)

・Chinamin選手(CHARLIE’S SPICE)

・華古選手(DISTRICT81 GAMING)

 

チーム名はそれぞれの選手の頭文字を並べたもので、紹介されたあとに選手たちはすぐさま試合の準備に移った。

エキシビジョンとはいえ、公の試合で新マップのパリが初採用されるなどファンにはたまらない演出もあるなか、試合を優位に進めたのはTEAM MOFORS(チーム・モフォーズ)。

3ラウンドすべてを取り切る圧勝で、最終盤は選手たちの笑顔も見られた。

そして試合後は、イベント開始前に行われていた勝利予想投票の抽選会。解説を務めたXQQ氏が抽選箱から手を出し名前が読み上げられるたびに、会場からは驚嘆の声が聞かれるなど、まだ後半を残しているとは思えない盛り上がりぶりだった。

 

思わぬマッチングにも湧いた第2部

後半戦は参加者が主役になっての、Overwatch講習会、3on3トーナメント、1on1勝ち抜き戦が行われた。

 

それぞれのブースで盛り上がりを見せていたが、なかでも選手にマンツーマンでレクチャーしてもらえる講習会などは人気が高く、受け付けと同時に定員に達するような状況。

そんななかで幸運にもプラチナチケットをゲットした2人のプレイヤーに話を聞いた。

 

<とろさん>

CYCLOPS athlete gaming 時代からのファンなので、Sabagod選手の講習会を受けました。講習を受けて、改めて世界を相手に戦っている選手はすごいと思いましたね。

FLASH OPSは2回目です。前回はなんの準備もしてこなかったので、今回はサインをもらえるようにペンなどを持ってきました。

2018年の夏の時と会場が違うので雰囲気が変わって、また楽しいですね。エキシビジョンマッチも選手の生の声がリアルでした。

 

<BADBSSSさん>

Overwatchのオフイベントは初めてです。プレイ歴が2年くらいになるので、他のプレイヤーの方と交流してみたいと思って参加しました。

講習会はrayu選手を指名しました。プロ同士の戦いでもしっかりと結果を出すスキルが気になりまして。

大会の配信などを見て参考にしているのですが、なかなか自分のプレイが変わらなかったので、この講習を機に腕を上げたいと思っています。


また1on1勝ち抜き戦では、rayu選手が参加者に混ざってAmeKen選手に挑戦するシーンも。

AmeKen選手が返り討ちにするのか、それともrayu選手が下すのか注目の試合になったが、軍配はrayu選手に上がった。

 

<rayu選手>

講習会のあとに休憩時間をもらったので会場を巡っていたら、AmeKen選手が1on1で連勝中ということだったので、「負かしてやろう」と思って挑戦しました。

やりずらさはなかったですが、「絶対勝つ」と思って挑んだ分、緊張はしましたね。なんとか勝つことができてよかったです。

勝利報酬として実用的な靴下をもらいました。ありがとうございます。

 

お楽しみのじゃんけん大会がスタート!

 

選手同士の熱い戦いも行われ、会場はヒートアップの一途だったが、18時を迎えたところでエンディング。配信も終了したところでお開き……と思いきや、会場では参加者だけのお楽しみであるじゃんけん大会が開幕した。

今回参加した選手のサイン入りTシャツなど、すべてが目玉と思えるほどに充実した賞品を争って、実況を務めた吉崎智宏氏と主催者のみずイロ氏とじゃんけんバトル。

幸運にも勝ち抜いた参加者だけでなく、最後に負けても勝ち上がっていくドキドキを味わえた参加者から嬌声が聞こえるなど、ある意味で一番盛り上がった瞬間かもしれない。

そしてひと通りの賞品が渡ったところで、記念写真で締め。参加者も選手もスタッフも全員が笑顔になれる『FLASH OPS』。今回来られなかったファンは、ぜひ次回に期待していていいただきたい。